長崎の食べ物にどのようなイメージがありますか?
カステラ、ちゃんぽん、皿うどん。といった3点セットを思い浮かべた方が多いかもしれません。
あまり知られていませんが、長崎は日本で一番かまぼこ屋が多い県で、かまぼこへの年間消費金額も全国1位という「かまぼこ県」なのです。
かまぼこというと、「紅白の板かまを正月にしか食べません!」という方も多いでしょうが、長崎県民は朝でも昼でも夜でもかまぼこを食べるのです。
長崎県民にとってかまぼこは、食卓になくてはならないものなんですね。ちなみに、長崎ではかまぼこのことを「かんぼこ」と言います。
長崎は海に隣接した県で、300種類以上の魚が水揚げされています。
甘鯛やエソなどの魚が新鮮なうちにすり身に加工でき、魚本来の旨味がぎゅぎゅっと詰まった蒲鉾に仕上げることができます。長崎のかまぼこは味も美味しいですが、ぶりんぶりんの食感も特徴です。とにかく弾力が凄いのです。
ということで、長崎県民がおすすめするかまぼこ店をまとめてみました。
長崎井上
出典:長崎井上
機械に頼らず、職人がひとつひとつ手作りで仕上げる美味しいかまぼこが味わえます。
長崎県内のスーパーにも多く卸されていて、製造工場の隣になる直売所では出来たての蒲鉾が購入できます。
水産加工品品評会農林水産大臣賞を受賞したかまぼこも多くあります。
船本かまぼこ
出典:船本かまぼこ
船本かまぼこは、式見(しきみ)かまぼこという揚げかまぼこ1種類だけにこだわり抜いたお店です。
式見かまぼこは、ぶっりぶりの弾力と歯ごたえが特徴で、噛むと魚の旨味が一気に口の中に広がります。
長崎杉蒲
出典:長崎杉蒲
長崎杉蒲は、えそやあご(トビウオ)を原材料にした長崎ちくわが人気。
ちくわというと細長いものを思い浮かべるかと思いますが、長崎のちくわは極太です。
長崎杉蒲は石臼で練り上げられたすり身を使っているので、かまぼこの歯ごたえや弾力は抜群です。
長崎一番かまぼこ
出典:長崎一番かまぼこ
正式には長崎蒲鉾という名前の大正3年に創業した老舗かまぼこ店です。
長崎では「長崎一番かまぼこ」という愛称で親しまれていて、CMもよく流れています。
まるなか本舗
出典:まるなか本舗
まるなか本舗は昭和6年創業の老舗かまぼこ店で、宮内庁献上・宮家御用達の栄誉も受けています。
一般的なかまぼこはもちろん、焼きかまや長崎おでん 七福玉手箱など、季節商品も豊富です。
杉永蒲鉾
出典:杉永蒲鉾
杉永蒲鉾は見た目にも面白いかまぼこがたくさんあって、魚嫌いの子供が食べられるようにとステーキの見た目そっくりに成形されたお魚ステーキがとくに有名です。
たこ焼きのような見た目の忍者たこ丸くんといった、面白いネーミングのかまぼこもあったりします。
杉永蒲鉾は全国のスーパーにもかまぼこを卸しているので、見かけたことがあるかもしれませんね。
岩崎蒲鉾
出典:岩崎蒲鉾
岩崎蒲鉾は明治35年創業と老舗中の老舗です。
お取り寄せではかまぼこを真空パックにされて配送されることが一般的ですが、岩崎蒲鉾は蒲鉾の香りや味、食感を損なわないように真空パックをせずに配送するこだわりよう。
長崎市ふるさと納税の返礼品で、長崎かんぼこ部門1位にも選ばれる人気店です。
まとめ
長崎のおすすめかまぼこ店を厳選してご紹介しました。
長崎のかんぼこは簡単にお取り寄せもできるので、ぜひ味わってほしいですね!
コメントを残す